タイの聖火リレー走者、チベット問題に抗議し参加辞退
【バンコク=田原徳容】北京五輪の聖火リレーでタイ国内のランナーに選ばれていた環境保護財団代表で、タイ王室の家系でもある女性ナリサラー・ ジャクラポンさん(51)が、中国チベット自治区ラサの大規模暴動に対する同国政府の武力鎮圧に抗議し、参加を辞退した。財団関係者が24日、明らかにし た。
今回の暴動鎮圧に絡んで聖火ランナーを辞退したケースは初めて。
ナリサラーさんは、タイの関係者に送った書簡で、「中国政府の暴動鎮圧は人権侵害。自治区への対応の再考を促す」と辞退の理由を説明した。
聖火は4月18日にタイに入り、ナリサラーさんら80人の継走で首都バンコクを巡る予定だった。タイ五輪委員会などが追加選定作業を進めている。
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