マレーシア:聖火リレーで日本人3人保護 中国人ともめ
【マニラ矢野純一】マレーシアの首都クアラルンプールで21日、北京五輪の聖火リレーが行われた。出発地点の独立広場近くで、チベットの旗を掲げた日本人3人が中国人留学生らに取り囲まれもみ合いとなり、マレーシア警察に保護されて事情聴取を受けた。一連の聖火リレーを巡る抗議活動で、日本人が治安当局に事情を聴かれたのは初めて。
警察などによると、保護されたのは夫婦と少年。スタート直前、独立広場に集まった観衆の中で「チベットに自由を」と叫び、チベットの旗を掲げた。中国人留学生らが旗を奪おうと取り囲み、警官が3人を引き離した。
在マレーシア日本大使館によると、3人は同警察で事情を聴かれており、けがなどはない。3人は氏名や年齢の公表を拒んでいる。
聖火リレーは約1000人の警官に警備されて無事終了した。
毎日新聞 2008年4月21日 21時27分(最終更新 4月21日 21時39分)
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