善光寺落書き「修復可能」 文化庁調査官が現地視察
長野市の善光寺で北京五輪聖火リレー出発地を辞退後、国宝の本堂に落書きが見つかった問題で、文化庁の文化財調査官が23日までに現場を訪れて調査し「落書き跡はかなり目立たなくすることができる」として、修復は可能との見方を示した。
調査によると、落書きは白いスプレーを手早く吹き掛けたとみられ、塗料の量は少なかった。今後、文化財保護法に基づき善光寺から届けを受け次第、修復作業 に入る方針。木の表面が傷まないよう段階的に塗料を除去していくことにしている。最初にはけをかけ、影響を見ながら湯や弱い薬品を使い慎重に作業を進め る。
調査官は「被害程度は軽い方だ」とほっとした表情を見せる一方「文化財への落書きは罰せられる行為であり、いたずらで済むことではない」と強調した。
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